(趣旨)

第1条　この要綱は、がん治療による精神的負担を軽減し、療養生活の質の向上及び社会復帰の支援を図るため、医療用ウィッグ及び乳房補正具(以下「補正具等」という。)を購入したがん患者に対し、費用の一部を助成することについて、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(助成対象者)

第3条　助成金の支給を受けることができる者(以下「対象者」という。)は、次の各号のいずれにも該当するものとする。

(助成対象経費)

第4条　助成金の支給の対象となる経費(以下「対象経費」という。)は、助成金の支給を受けようとする年度において購入した次に掲げる補正具等の購入費用とする。ただし、本体のみの購入費用とし、本体価格に含まれない付属品やケア用品(クリーナー、リンス及びブラシ等)、購入のために要した交通費及び郵送費等は対象としない。

(助成金額)

第5条　助成金の額は、対象経費の全額とし、医療用ウィッグについては3万円、乳房補正具については右側及び左側それぞれ2万円を限度とする。

(助成金の申請)

第6条　助成金の支給を受けようとする対象者(以下「申請者」という。)は、川崎町医療用ウィッグ・補正具購入費助成金支給申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて補正具等を購入した日の属する年度の末日までに町長に提出するものとする。

(助成金の支給決定)

第7条　町長は、前条に規定する申請書を受理したときは、その内容を審査し、適当と認めるときは、川崎町医療用ウィッグ・補正具購入費助成金支給決定通知書(様式第4号)により、申請者に通知するものとする。

(助成金の支給)

第8条　町長は、前条第1項の規定により助成金の支給決定について通知したときは、速やかに申請者に対し助成金を支給するものとする。

(助成金の支給決定の取消し)

第9条　町長は、第7条第1項の規定により助成金の支給決定を受けた者(以下「支給決定者」という。)が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、助成金の支給決定の全部又は一部を取消し、支給決定者に通知するものとする。

(助成金の返還)

第10条　町長は、前条の規定により助成金の支給決定を取り消したときは、支給した助成金の全部又は一部を返還させるものとする。

(関係台帳の整備)

第11条　町長は、医療用ウィッグ・補正具購入費助成事業台帳(様式第6号)を備え、必要な事項を記載しておくこととする。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか、助成金の支給に関し必要な事項は、町長が別に定める。